「もしアドラーが上司だったら 小倉広さん」アドラー心理学を職場で実践するイメージがつかめる本

もしアドラーが上司だったら 小倉広さん

「もしアドラーが上司だったら」を読んだ”ぞの(@z02n05)”です。

僕はアドラー心理学が大好きで、ことあるごとに「今の状況は、アドラー心理学でいうと・・・」と結びつけて考えています。

しかし、職場でアドラー心理学を実践するとなると、なんとなく難しく感じていました。

そんな時に、本書と出会ったのです。おかげで、職場でアドラー心理学を実践できそうなイメージがつかめた気がします。

それでは、さっそく紹介しましょう。

「勇気」と「共同体感覚」 が本書の軸

アドラー心理学のことを知っている人は、「勇気」と「共同体感覚」 というキーワードを聞いたことがあることでしょう。

本書は、「勇気」と「共同体感覚」 を軸に構成されています。

この2つの軸をもとに、普通の社員である主人公「リョウ君」にアドラー心理学を学んだ課長の「ドラさん」が、仕事でのアドラー心理学の実践方法を教えて行くというストーリーで進んでいきます。

自分と他人の意見が違う時の対応方法にナルホド!

本書では、とにかくたくさんの職場で役立つアドラー心理学を知ることができました。

特に、ナルホド!という発見をしたのは第九章「自分の意見だけでなく、存在までも否定された・・・」です。

その中で、主人公「リョウ君」は同僚と口論になりかけます。自分の意見と同僚の意見が全く違うからです。

「Aというやり方を目指すべきだ!」「いや、それは現実を見ていないから言えるんだ」

こんなやり取りは、多くの職場でも見ることができるでしょう。日常生活まで目を広げると、人生で1度はやったことがあるやり取りではないでしょうか。

このようなやり取りになりそうになった時に、課長の「ドラさん」はこのように言っています。

「共感」こそが「共同体感覚」 の証だ

つまり、相手の意見に共感することで、口論になることなく意見の交換をすることができるというわけです。

自分と違うからと言って、反射的に反発してしまっては口論になります。だから、一度、相手の意見を受け止めるのです。相手に共感するのです。

この部分を読んで、僕はハッ!と職場で失敗してしまった経験を思い出しました。

反射的に「いや、違うでしょ!」と言って、相手を落ち込ませてしまったことがあるのです。あの時、相手の意見に共感することができていれば・・・

さいごに

本書からは、職場でアドラー心理学を実践するイメージをつかむことができました。

違う意見を言われた時に共感するということは、明日からすぐに実践していきたいメソッドです。

あなたも本書を読んで、職場でのアドラー心理学の取り入れ方を見つけてみてはいかがでしょうか。

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